山歩きヘロヘロ日誌

2011年2月19日 スノーシューで行く北横岳

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登山日 2011年2月19日(土)
ル ー ト ■2月19日(土)(晴れ)
 三鷹駅(4:38)==(JR普通)==茅野駅(7:59/8:05)==(路線バス)==ピラタススキー場(9:00頃着)
 スキー場==(ロープウェイ)==坪庭駅(9:30頃)
 坪庭駅(9:45頃発)・・・坪庭・・・北横岳ヒュッテ・・・北横岳・南峯・・・北横岳・北峯
  ※山頂で1時間半ほど滞在/昼食。
 北横岳・南峯(13:30頃発)・・・北横岳ヒュッテ・・・坪庭・・・縞枯山荘・・・坪庭駅(14:30頃着)==
 (ロープウェイ)==スキー場(15:10頃着)
 スキー場(15:00)・・・(路線バス)==茅野駅(14:20)==(JR特急)==三鷹駅(18:30頃着)
 
同行者単独
 
 

■2月19日(土)(晴れ)
 三鷹駅(4:38)==(JR普通)==茅野駅(7:59/8:05)==(路線バス)==ピラタススキー場(9:00頃着)
 スキー場==(ロープウェイ)==坪庭駅(9:30頃)
 坪庭駅(9:45頃発)・・・坪庭・・・北横岳ヒュッテ・・・北横岳・南峯・・・北横岳・北峯
  ※山頂で1時間半ほど滞在/昼食。
 北横岳・南峯(13:30頃発)・・・北横岳ヒュッテ・・・坪庭・・・縞枯山荘・・・坪庭駅(14:30頃着)==
 (ロープウェイ)==スキー場(15:10頃着)
 スキー場(15:00)==(路線バス)==茅野駅(14:20)==(JR特急)==三鷹駅(18:30頃着)

 前回歩いた入笠山から見える八ヶ岳、久しく行ってないので行ってみようと計画する。スノーシューで歩くのがメインなのでやはりスノーフィールドとして 人気の北八ヶ岳が良いだろう。 前回の入笠山で足馴らしは終わってるので、ちょっと山登りもしたいなということで、検索すると北横岳にスノーシューで 登ったという記事をいくつも発見した。夏に1度登っているがけっこう急な山道があったので大丈夫かな? という不安もあるけど、あっさり決定である(^^;)
 凍結も考えて念のため6本爪のアイゼンも携帯するこにした。
 
モルゲンロートに染まる南アルプス。
 当日は夜明け前に電車に乗り込み出発。バスの接続時間の関係もあり、日帰りだしどうしても早朝出発になってしまうのだ。
 特急はまだ走ってないので高尾、大月、甲府で乗り継ぎ、各駅停車で移動である。たっぷり3時間オーバーもかかるのでなかなか大変・・・
 甲府盆地でちょうど夜明けで、南アルプスがモルゲンロートに染まるのが見えた。うーん綺麗だ〜!!
 
 その後、うとうと、してしまい、ふと気づくと降りるはずの茅野駅を通過してしまった!! ゲゲゲッ!! うそでしょ〜と顔が青白くなったような 気がするほどの落胆・・・ 上諏訪で折り返すしかないけどバスが間に合わないかも? 
 茅野から上諏訪は5分程度で到着、タイミングよく甲府行きの電車が到着する寸前であった。おしっ!と駆け足でホームを移動して乗り込む。ふぅ〜
 
 車内放送で、茅野到着は7時59分らしい。バスは8時5分だ。なんとか間に合うか!? 
 
バスから見える北八ヶ岳には怪しい雲が!!
 ソワソワしながら乗っていると車窓から八ヶ岳が見え茅野駅に到着した。1分遅れだ・・・ とにかくバス停までダッシュだ! トイレも行きたかったけど我慢我慢! 
 発車2分前にバスに乗り込み、事なきを得た・・・ いやいや、危ない危ない・・・ このバスに遅れると次は10時半まで無いのである。
 
 そんなこんなで、息が整わないうちにバスは定刻発車・・・ 進行方向に八ヶ岳の白い峰が大きい! でも、北八に雲がかかり始めていた。大丈夫だろうか?
 
 
 別荘地をぐんぐんと進み標高を上げるとさすがに積雪も多くなる、1時間ほどでピラタスに到着。何と、上空はすっかり雲が覆っていた!! ええ〜ウソでしょ?
 しかも雲がかかっているのは北横岳など北八ヶ岳だけで、南八ヶ岳や他のところは晴れていた。おいおい・・・ 
 トイレを済まし、ロープウェイに乗り込むと、さっきより雲が広がり南八ヶ岳も雲の中、どういうこっちゃ。一日晴れの予報なのに・・・
 
 眼下に見える森はたっぷりの雪景色でとても綺麗、しかし標高が上がるとガスの中に入り、何も見えなくなってしまった。
ロープウェイからの景色。雪の木々は綺麗だけど上空は雲が広がっていた。坪庭に到着。建物はロープウェイの駅。 スキーの人やスノーシューの人が準備で賑わってました。
 標高2233mの坪庭駅に到着。外に出るとガスで周りの山はまったく見えない、ときおりガスが通ると近くも霞んでしまう状態だ。しかも強い風が吹いていた。あ〜 落胆である・・・。一瞬帰ろうかと思ったほどだ(^^;)
 天気が悪ければ縞枯山とも考えていたけど、どっちに行ってもガスの中だ! 森の中を彷徨うだけでは面白くないし、せっかくなので山頂だけでも踏んでおくかと トボトボと北横岳に向けて歩き出した。幸い、他の登山者も向かっているので安心である。
 
 風の吹きすさぶ坪庭をサクサクと進む。ルート上には赤布つきの棒が沢山立っているので迷うことはない。逆にこの印がないと天気が悪いと彷徨うことになりそうだ。 それにしても風で顔が寒い! 気温は−8℃だけど耐寒温度はさらに低い だろう・・・。
赤布つきの棒のとおりに進んでゆく・・・。坪庭はちょっとしたアップダウンがもある。 北横岳登山道に入るととたんに風もなく静かだ。
 軽く登り下りしながら坪庭を進むとやがてシラビソの樹林帯に入る。とたんに風が弱まり、北欧の森を歩いている感じである。前日の雪で雪質は柔らかくサクサク している。ガリガリだと怖いなと思っていたけどこれなら大丈夫だ。
つららに霧氷がついてました。北欧のような道を進む・・・
 
 樹林のルートを少し進むと急なつづら折りの山道になりちょっと大変・・・ 先に登っていた登山者を何人か追い越しどんどんと進む・・・。
 
 相変わらずガスガスで景色は見えないので面白みに欠ける。 山頂は強風だろうな〜
 
 
北横岳ヒュッテ。冬の夕食は鍋が出るそうだ。
 つづら折りが終わるとちょっと緩斜面の登りになる。こんな天候でも結構登山者は多くてツボ足、軽アイゼン、スノーシューといろんなスタイルで登っていた。
 登山道脇は雪をたっぷりまとったシラビソが立ち並び、北八ヶ岳ならではの光景がいい感じだ。
 
 しばし進むと、うっすらと建物が見えてきた。近づくと、北横岳ヒュッテに到着である。 ここからは晴れていれば北横岳が見えるが、ガスで視界不良だ。それでも ときおり明るくなる感じもあった。森の中に立つ雰囲気のある山小屋である。
 
 少し休憩してから歩き出す。ここから一気に急登になり難所のところだ。
いきなりの急斜面を登る!凍ってたら大変だけどたっぷりの雪で足場を付けやすい。
 ルートはしっかりしてるが、まだ踏まれたばかりのようで雪はフカフカしてちょっと固めながらでないとずり落ちてしまうくらいの急斜面! 先行しいたグループが 難儀して渋滞気味なので距離を置いて進む。下りはかなり楽しそうな斜面だな〜とニヤニヤしてしまった(^^;)
 
 すでに下山してくる登山者もいて狭いルートはすれ違いにも気を遣う。ちょっと外れた所に足を置くとズボッと膝上まで埋まってしまうくらいであった。
 
森林限界を抜けて稜線に出ると風も強くなる!北横岳・北峰に到着。なーんにも見えません!
 どんどんと登ってゆくと、ふいに樹林が低くなり同時に強い風が吹き始めた。いよいよ稜線である。
 ガスガスで何も見えないけど、烈風ではないので何とか大丈夫そうだ。それにしても寒い! 持ってきていた目出し帽を被りさらにゴーグルを装着。手袋も厚手の ものに取り替えた。
 稜線を少し進むと、山頂のようなところに到着! 北横岳の南峰(2473m)である。しかし最高峰は北峰である。 うーん、それにしても何も見えんっ!! ほんとに 山頂なのか?と思うほどだ。先に登っていた人たちは早々に下山していく・・・ 僕も戻ろうかと思ったけど、折角なので最高峰も行ってみようと強風の中、稜線を進む・・・。
 
 ほんの3分ほどで北峰に到着、標高2480mと南峰より3m高いだけだ。そういえば、夏に来たときも雲がかかり展望はよくなかったっけ! 南八ヶ岳のときもガスガスで 展望無し。。どうも八ヶ岳には嫌われているのでは? と自暴自棄になりそうである(^^;) 
北横岳・北峰。こちらもガスガス・・・。ゴーグルと目出し帽の完全冬装備。 じっとしているとどんどん雪が付着してゆく。数日このままならエビのしっぽで覆われるかもね〜(^^;)
 気温は−10℃、おもったほど低くはないけど風が強いので体感的には−15℃くらいかな? 目出し帽とゴーグルのおかげでけっこう耐えることが出来る。サングラス だけの登山者は耐えきれずどんどん下山していった。山を甘くみちゃイカン! 冬山はいろんなことも考えて準備が必要だなと痛感した。
 
 山スキーを担ぎ上げてきた強者もいたて、ここ降れますかね〜と聞かれるが、ガスガスで何も見えないので、どうでしょ??としか応えるしかなかった。
 
一瞬、晴れ間が見えて付近が白く輝く!! が・・・
 何とか晴れないモノかと、頑張って待機していると、時々うっすら太陽が見え隠れする・・・ さっきまでとは雲の動きが違うかな? 
 北峰に20分くらい頑張ったが、駄目そうなので南峰へ移動・・・。三脚を持ったカメラマンも下山を始めた・・・
 すると、太陽が強烈に輝き山頂が白く眩しい! そして一瞬青空が!! おお! しかしすぐにガスの中・・・ うーん・・・ 
 その後も何度か太陽が見え隠れしてきて、明らかに雲の状態が変わってきたのが判った。この感じはアヤメ平の時に似てるな・・・ もしかしたら晴れるかも?と 期待が膨らむ。
 
 山頂に待機して30分、ついにそのときがやってきた! 少し雲が晴れて青空が覗いたかと思うと眼下に白い森が見える! おお! 美しい! 同じように待機して いた数人も声を上げた!
一気に青空が広がり北峰も綺麗に見えてきた!! 一瞬だけどアルプスも見えて感激!!!
 ふたたび雲がかかるが、すぐにまた青空が見え、北峰がはっきりと見える!!  おお! この時点で晴れることを確信! 更に、雲間にアルプスの峰も見えてテンションが上がる!!  しかし、またガスがかかるが北峰へ小走りで移動する。
 
 ちょっと息を切らしながらも北峰山頂に到着すると同時に、再び青空が広がり、蓼科山の山頂が顔を出した! その奥に北アルプスが! おおお〜!! さらに、浅間山が見え始める!!   その後も小出しに白い山々が見えていたが、突如一気に晴れだした!! まさに息を飲む光景が広がる! それまで何も見えなかったので感動も倍増する感じだ!! 
北峰に着くとどんどん晴れ間が広がった。向こうに見えるのは南八ヶ岳。目の前に白い蓼科山が見えて感激!! 雲が晴れて見えてくる南八ヶ岳がカッコイイ!!
蓼科山とその背後にはアルプスの白い峰峰!!  浅間山や四阿山!!
奥穂高から槍ヶ岳、燕岳!!
爺ケ岳から白馬三山!!
 蓼科山、車山、霧ヶ峰、北アルプス、南アルプスも見える! そして、南八ヶ岳もどんどんと見えてきた!! フォ〜!! 美しい〜!! 見える度にシャッターを切りまくる!! もはやテンション最高潮(^o^)/
乗鞍岳。中央アルプス。 南アルプス
戸隠や妙高方面。尾瀬方面がうっすらと見えた。 木曽御嶽山も彼方に見える。
 遠く、戸隠や中央アルプス、御嶽山も見えてきた。上空はすっかり青空が広がり美しい! 東側はやや樹木があるけど、金峰山や秩父の山も見えていた。望遠レンズでは 遙かに至仏山と燧ヶ岳も確認できる。澄み渡った冬の大展望である。 しかし富士山は南八ヶ岳に隠れて見えないようだ。
 あのガスガスの状態からの劇的な晴天はほんとに感動的だ! ここまで晴れ渡るとは! 帰らなくて良かった〜と心底思った(^o^)
 
絶景の中でのカップ麺は最高でした(^o^)/風の強さを示す風紋。 
木々に付着するエビのしっぽが荒々しさを示します。縞枯れ現象も確認しました。
 たしか下山したグループも戻ってきた。カメラマンも戻ってきて撮影開始だ! まだ下まで下って無かった登山者は晴れたので急いで登り返したようだ。 もっと前に 下ってしまった人たちは悔しいだろうな〜
 
 すっかり雲がなくなり大晴天、大パノラマである!! うーん、うつくすい〜!!
 
 いつのまにか風も弱まっている。山頂でお昼は無理だと諦めていたが、予定通り昼食となった。風が避けられる樹木の間に入り暖かいカップ麺を頂いた。樹木からは景色が 見えないのでカップ麺をすすりながら山頂をウロウロと歩いてしまった(^^;)
 
 晴れたからなのか判らないけど、続々と登ってくる登山者達で北峰は大賑わい、でも暫くすると下山していったのでやはりガスで取りやめていたのを急遽登って きたみたいだ。こんな素晴らしい景色を見ないで帰る手はないもんね(^−^)
北峰と南峰を繋ぐ稜線。
 
 新雪だった山頂もすっかり荒らされて風紋も消えてしまった(^^;) でもまだまだ神々しい景色は続いている。 しかし15時のバスに乗らないといけないので 名残惜しいけどそろそろ下山である。ゆっくり下りながら青空と雪景色の撮影も楽しみだ。
 
 一旦南峰に移動すると、眼下に広がる北八ヶ岳の広大な山域と遙かに南八ヶ岳、そして南アルプスの展望が素晴らしかった。
 ガスのときはゆっきり見てなかったエビのしっぽもそこら中にあって光があたると造形美の美しさが際だつ。
 
南峰のエビのしっぽと南八ヶ岳。  南峰からの南八ヶ岳と南アルプスの展望!!
賑わう南峰。ガイドツアーの団体のようだ。青空とシラビソの木々が美しい! 南八ヶ岳の隣には金峰山や甲武信岳が見えていた。
 ここでもあとから登ってきたツアー登山の団体が到着してガイドが山座同定をしていた。真冬にこんなに遠くまで晴れ渡るのは何度もないので皆さんラッキー ですよ〜と言っていた。 しかもあのガスガスの状況からのこの晴天はほんとに奇跡的です!
 
 さて下りましょう〜と下山開始。 なだらかな稜線道もすぐにキレ落ちるように急坂になる。誰もいなければシリセードーとかダダダッと下れるけど登ってくる 登山者が後を絶たない。中には小学生低学年くらいの男の子もパパに連れられて果敢に登っていたりしてびっくりだ。
もこもこの雪。吹きだまりはこんな感じだ。最初はなだらかに下る・・・ ここからが急坂の下りでちょっと緊張〜。
 ときおりズルズルっとずり落ちながら下山して、やがて樹林に入る。人がいなくなったのを見計らって、うりゃ〜とザザザザと駆け下りた(^^;) よい子は真似しては いけませんよ! でも、一気に降れるのは爽快だ!!
 
 あっというまに下り降りて、北横岳ヒュッテに到着〜! ヒュッテ前は大勢の登山客で大賑わいであった。振り返れば北横岳が見えている。青空もまだまだ健在 で素晴らしい!! 彼方には浅間山も見えていた。
賑わう北横岳ヒュッテ。因みに館内の休憩は有料です。北横岳と青空。 浅間山も見えます。
 休憩もほどほどにして出発。
 
 ゆるやかに気持ちの良い雪道を進む・・・ここかせもけっこう展望があったんだな〜と進んでゆくと三ツ岳分岐。ここから右に折れて坪庭に下るりふたたび急な道になるが山頂直下よりは楽である。
ヒュッテから続く稜線は展望があり気持ちがよい。三ツ岳分岐付近から坪庭を俯瞰。前方は縞枯山。 太陽が眩しいけど気持ちがよいですぅ〜。
しばし展望を楽しみながら下る。シラビソの森は急な下り坂。 
風紋刻む坪庭。正面には縞枯山を見ながら迂回路を進む。。
 朝は何も見えなかったけど、ここからの眺望も素晴らしく坪庭が一望出来、縞枯山も目の前に見えていた。なるほどこういう景色だったのね。
 
 枝だから垂れ下がるつららが目映い太陽でキラキラと輝いていた。よく見ればプチエビのしっぽが出来ていた。
 どんどんと下ってゆくとシラビソの森の中を下る・・・ やがて下に着き少し登ると坪庭である。
 
 まだ少し風があり雪の欠片が雪原を転がっていた。雪原にはあちこちに風紋が刻まれてゆっくりと撮影したくなる。
 いやいやそれにしても絶好の冬晴れになったもんだ(^o^)
 
 坪庭の周回路は一方通行なので途中の分岐から左に折れ縞枯山荘方面に向かうように進んだ。
 
下のコースを挟んだ斜面でみなさん遊んでました(^^;)その斜面に登り見下ろしたところ。結構な高さです。
 やがて、ちょっとした急斜面になる、向こう側の斜面ではラッセルして登ったりソリで遊んだりしている人たちが沢山いた。急斜面を下り降りてみんなが遊ぶ 斜面を見上げる。うーむ、たしかにここはいい斜面だ! 俄に登りたい衝動に駆られる! よし登ってみよー!! ザックを置いて、斜面に取り付くと一気に沈む! けっこうな深雪だ! 踏み固めながらガシガシと登る〜疲れるけど楽しい〜(^o^)/ かなり上まで登ってから一気に駆け下った、ヒョ〜(^o^)/ ゼェゼェ・・・
 いやいや、遊ぶにはほんとに適当な場所だな。 
 
縞枯山荘周辺は広大な雪原で遊ぶにはもってこいだ。緑の屋根が目印の縞枯山荘。
 さて、坪庭駅はすぐそこだけど、まだ時間があるので縞枯山荘まで行くことにした。
 しっかり踏まれたルートはサクサクと緩やかに下る。このあたりまでくるとスノーシューに混じってクロカンや山スキーの人も多くなってくる。スキーヤーに とっても魅力的な山域であるのだ。
 山間の雪原にぽつんとたつ緑の縞枯山荘に到着。 雨池方面から戻ってくる人で賑わっていた。山荘横には風車が勢いよく回っている。山荘前ではテレマークの練習をしているグループもいた。
 
 とくに休憩もしないですぐに折り返した。
 ちょうど西日が正面で強烈に眩しい・・・ さきほどの斜面にしっかりしたトレースが伸びている、どこまで続いてるのだろう?と行ってみたくんるけど 時間切れなのでそのまままっすぐ進んだ。
逆光の道を引き返して進む・・・。雪原にはあちこちに小動物の足跡が伸びていた。 北横岳と青空、たっぷりの雪のシラビソが素晴らしい光景だ。
 やがて坪庭駅前に到着。下山する人、ロープウェイから降り立ったスキーヤーでごった返していた。
 北八で撮りたかった雪をまとったシラビソと青空をラストに撮影してロープウェイに乗り込んだ。
 
 下る人は少なくロープウェイはゆったりしている。すれ違う上りは満員である。最後に一滑りしようというゲレンデスキーヤーたちだろう。
ロープウェイの車窓から南八ヶ岳の展望。さっきまでいた坪庭は遙か上に・・・。 蓼科山と北横岳が美しい。
 ロープウェイからは素晴らしい八ヶ岳の光景が見えていた。晴れるとこんなに見えるのね。 白く輝く蓼科山が美しい。南アルプスも北アルプスも見えて 最後に楽しむことが出来た。はぁ〜ステキ(^−^) 晴れた雪山ってホントに素晴らしいですね!!
 
 無事に15時のバスに乗り込み北八ヶ岳を後にしたのでした・・・。
 
 一時はどうなるかと思ったガスガス風風の山頂も劇的な好天で素晴らしい景色をたっぷりと見ることが出来てほんとうに良かったです。そして北八ヶ岳ならでは のパフパフ深雪のスノーハイクも楽しむことが出来て満足な日帰り雪山歩きでした。
 
 
 おしまい・・・。

 
特急あずさの車窓から南八ヶ岳。