■2月5日(土)(晴れ)
新宿駅(7:30)==甲府==富士見(9:43/10:00)==(無料シャトルバス)==富士見パノラマスキー場(10:10頃着)
※ゴンドラで山頂駅まで移動。
山頂駅(10:45頃発)・・・・入笠湿原・・・山彦荘付近(11:05頃)・・・マナスル山荘付近(11:15頃)・・・
お花畑斜面・・・入笠山山頂(11:50頃着/昼食/13:10頃発)・・・お花畑斜面・・・マナスル山荘付近(13:35頃)・・・
山彦荘付近(13:45頃)・・・入笠湿原・・・山頂駅(14:05頃着)==(ゴンドラ)==山麓駅・・・スキー場入り口
スキー場(15:00)==(無料シャトルバス)==富士見駅==甲府==三鷹
1月は正月に高尾山に行っただけで山歩きもせずすっかり筋力が低下している、まあ毎年のことだけど、これではいけないということもあり雪山に
行くことになった。 場所は昨年も行った長野県の入笠山である。
入笠山は花の百名山ではあるが、標高は1955mとちょっと低く豪雪の山でもない山腹には富士見パノラマというスキー場があり、スキー場から登山ルートが
整備されているので雪山入門の山としてもかなりの人気だ。
この日も、バスでやってきたと思われる団体がゴンドラで登った山頂駅で準備をしていた。ほとんどの皆さんはスノーシュー初心者のようでどうやって
履くのかとかいろいろ教えてもらっていた。
そんな様子をみながら、我々はサクサクと準備をして出発である。
山頂駅からは八ヶ岳が綺麗に見えているが今日は春霞がかかったように視界が悪い、富士山も極薄く見えている程度だった。
前回は、鉄塔の立つアカノラ山まで登ったが、鹿対策の網がぐるりと囲われていて歩けないようになっているので、仕方なく一般的な散策路を進む。すでに
しっかり踏まれているのでとても歩きやすい。団体は林道ルートを登っていったようで、あっちからも行けるのかな?
しばし針葉樹の中をサクサクと進む・・・途中鉄塔の方へしっかりしたトレースがあったので登っていくと、行き止まりだった。おいおい!
しかたなく引き返して元の道を進んでいくとほどなくして視界が開け入笠湿原に飛び出る。いちおう傾斜湿原かな? と、団体が下ってくるのが見えた。
どうやら林道からも湿原に入るルートがあるみたいだ。
ゆるやかに湿原を下り、トイレや施設が建ち並ぶところまで軽く登ると林道に出る。夏はここまでバスが入るそうだ。
団体は湿原でちょっと休憩のようなので、巻き込まれないうちにと歩き出す。
林道から標識に導かれてハイキングコースを進む。こちらもよく踏まれているので雪道歩きの醍醐味があまりない・・・それでも昨年よりは雪が多いし
雪質もサクサクしているので悪くない感じだ。
暫く進むと、広い雪原が見えてくる、ここを登り更に登ると入笠山山頂なのだ。雪原の脇を登山道が通ってはいるけど、面白みがないので雪原を進む!
ロープが張られてはいるが、夏用のものなので縦横無尽に歩くことが出来る。しかも雪がけっこうあってスノーシュー歩きの醍醐味が味わえるのだ。
雪原の真ん中あたりは雪も少ないが端の方は吹きだまりになっていて膝上まであってここをラッセルしながら登るのがなかなか楽しかった。それにしてもここは
ラッセルは短いけど雪深い山でのラッセルはほんとに大変だろうと容易に想像できる。
湿原は鹿除け網でぐるりと囲まれているので何カ所か出入りできる場所がある、そこから登山道へ入り山頂を目指した。
ここからはさすがに傾斜もあり足も重くなる。一部雪は吹き飛んでいたが、他はかなりの積雪であった。直登ルートと迂回ルートがあるけど、われわれは勿論直登である(^^;)
直登ルートはスノーシューの跡がないようで狭い靴のトレースを踏み固めながらゆっくりゆっくりと登ってゆく。斜度はけっこうあるのけど雪は柔らかいので
下まで滑落することはなさそうだ。それでも急傾斜なので慎重に足場を作りながら登ると、一陣の風が吹いてきて一気に展望が開けると入笠山山頂に到着である(^o^)/
ふぅ〜 相変わらず山頂部は雪がないが、周辺は吹き溜まって膝くらいの積雪の所もあった。 すでにけっこうな登山者が辿り着いていて寛いでいる。若干西風があるので
八ヶ岳のよく見える東側斜面にザックを下ろした。
それにしても、視界が悪いな〜 目の前の八ヶ岳はよく見えるけど、それ以外の遠い山は霞んでしまったほとんど見えなかった。中央アルプスは辛うじて判る
が北アルプスはまったく見えず・・・ 諏訪湖は見えている。 甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳など南アルプス北端の山々はなんとか見えていた。富士山はほとんど
見えない状態だ。昨年はすごい遠くまで見える快晴だったのを体験しているので今日はちょっとがっかりである。
とりあえず昼食だ。八ヶ岳をみながらいただくカップ麺は格別であった。 デザートは「あまおう」!! あまくてまいう〜である。
食べながらくつろいでいると団体も到着するが、休憩したらすぐに下山していった。ツアーは忙しいな〜
展望がよければ気持ちいいけど、それでも1時間ちかくもまったりと日差しを浴びながら寛いでしまった
帰りのシャトルバスの時間もあるので、ゆっくりと下山開始である。
下山路も直登の登山ルートだけど、別のトレース沿いに下っていった。この時期、いろんな方向から登るトレースがあるので、しっかり見極めないと変なところに
行ってしまう。まあ、この下があの雪原なのは判っているのでそちら方向へ下ればおのずと飛び出るはずなので安心感はある。
急斜面のトレースのないところをザクザクっと下っていくのはとても楽しい!! ヒョ〜!!
急斜面は短いのですぐに平らなところへ出て、森の中を進む。昨年はこのまま進めば雪原上部に辿り着いたので、そのイメージで進んでゆくと、あれれ?
鹿除けの囲いがこんなところまで!!?? しかたなく囲い沿いに登山道方向へ回り込む。 同じように来てしまった人のトレースが沢山あった(^^;)
紐とか張られていて歩きづらかったが、なんとか登山道へ戻ることが出来た。ふぅ〜
ふたたび雪原をサクサクっと駆け下りバス道の林道へ戻った。ちょっとマナスル山荘を覗いてから林道を下る・・・。
入笠湿原にはあの団体がまた休憩していた。
今度は来た道ではなく湿原を登るべく進む・・・ それなりの傾斜でけっこうしんどい・・・ 冬用のルートが確保されているのでそこをひたすら直登する
感じで登る。時間的には10分程度なので我々にはまったく物足りないんたげどね(^^;) 団体はアカノラ山迂回ルートを下山するようだ。
湿原上部からやや不明瞭なトレースを進むと林道に飛び出した。なるほど、ここを下れば山頂駅か! 林道からはアカノラ山の鉄塔が見えている。
林道をサクサクと下るとすぐに山頂駅に到着であった。 およよ、こちらのルートの方が断然簡単だな〜! でも、アカノラ山迂回ルートの方が僅かだけど訓練には
なるかな(^^;)
スキーヤー、ボーダーがわんさと遊んでいる山頂駅はとても賑やかだ。 ささっと下りましょうと、スノーシューを片付けて、下りのゴンドラに乗り込んだ。
下りながら終始見え続ける八ヶ岳が最高にカッコイイ。 相棒は来週末に山会で編笠山近くまで登るらしい。
麓の乗り場はまだまだ滑る人が多く沢山並んでいた。
今年もスキーは出来そうにないけど、ちょっと再開したいな〜と思いつつスキー場を脇を歩いた。
少し時間が空いてしまったが、15時ちょうど初のシャトルバスに乗り込み、富士見駅で駅蕎麦を頂いてから特急あずさで帰路に着いたのでした。
相変わらず雪の少ない雪山だけど、まあまあ汗も出たし筋肉も目覚めたようです。しかし展望が悪かったのがちょっと残念でした。
おしまい・・・。
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