登 山 日 | 2006年7月1日(土)〜2日(日) |
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ル ー ト |
■6月30日(金) 前夜に新宿から茅野駅へ移動し近くのビジネスホテルで宿泊 ■7月1日(土)(曇り時々小雨、稜線は強風) 茅野駅(6:05)==バス==美濃戸口(6:40頃)・・・・美濃戸(8:10頃)・・・北沢・・・赤岳鉱泉(10:25頃)・・・・ 行者小屋(11:15頃)【昼食】・・・地蔵尾根・・・・赤岳天望荘(13:10頃)風呂してから周辺散策・・・・ 散歩の勢いで赤岳登頂(16:40頃)・・・・天望荘(17:10頃)【泊】 ■7月2日(日)(曇り時々雨、稜線は強風) 天望荘(6:50頃発)・・・・横岳(7:50頃)折り返し・・・地蔵尾根・・・行者小屋(9:35頃)・・・・ 中山展望台往復・・・南沢・・・美濃戸(11:37頃)・・・・美濃戸口(12:30頃着)==茅野駅==新宿 |
登 山 者 | てばまる、meaさん |
■7月1日(曇り時々小雨、稜線は強風)
北八ヶ岳は何度か行っているが、南八ヶ岳はまだであった。前々から行きたいと思っていたが尾瀬にばかり気を取られてなかなか実行出来ずにいたが遂に
行くことに決定! かなり前から地図を眺めてルートを決める。宿泊は山仲間さんに人気のある赤岳天望荘に決定。当初はツクモグサ狙いで6月中頃だったが
ヤツガタケキスミレを見ようということで7月上旬に変更した。あとは天気次第である。
翌朝一番のバスに乗り込む。僕らのほかには学生グループと中年グループだけで8名ほどである。バスは美濃戸口まで直通なのでぐんぐん走る! 原村の別荘地を 抜けて40分ほどで到着した。 バス停には八ヶ岳山荘があり登山基地になっている。学生グループは早速登山カードに記入して出発していった! 我々は買ってきたお弁当を食べてからと いうことで山荘前のベンチで食べようとしていると山荘のご主人が中で食べればと温かいお言葉を頂いた。遠慮がちに中に入りテーブルにお弁当を広げた。 気さくなご主人と話しているうちに今日は天望荘に泊まりますと言うとコーヒーを入れて頂きました。どうやら天望荘とは系列のようです。しかし宿泊予定 リストを見ると何故か名前が無く記入漏れが発覚! おいおい…と心の中で呟いた… ご主人が天望荘に連絡をして事なきを得ました。ふぅ〜(-.-) 今日は ガラガラだそうで予約しなくても大丈夫だそうだけど。しっかりやって欲しいな〜もう〜 カウンターには天望荘にあるライブカメラからの映像が映っていて現在はガスガスで風が吹いているみたい! これ以上崩れないといいのにな。 帰りは風呂にでも入って行きなさいと見送ってもらい、いよいよ出発である! 山荘脇の林道を歩き出す。道々にはマルバノイチヤクソウやジャコウソウ、 アヤメ、キンポウゲ、イブキジャコウソウなど花々があって早くも足が進まない(^_^;) 尾瀬の大清水〜一ノ瀬の砂利道を思い出す。この道は歩きづらいが花が あるのでそれほど苦でもなかった。 キョロキョロ歩いてると道脇にスミレが一輪! おや?これはもしや? 何とエゾノタチツボスミレではないかい!時期も過ぎてるのでこんな所で逢えるとは! 思わぬ出逢いにしばし夢中で撮影する。
何度か沢を渡り返しながら緩やかに登ってゆく。道々に咲く花が多く飽きることがない。情報通りキバナノコマノツメがかなり沢山咲いていて嬉しくなる。 稜線にあるヤツガタケキスミレと混同しがちだが様相がまるで違うので見分けは難しくないが間違って記載しているサイトが多いようだ。 さらに進むと樹林の 中にポツポツと白い花が咲いる。八ヶ岳にはかなり多いオサバグサだ! 花は良いとして、葉はシダのようで不思議な植物である。因みにこいつは日本特産種だ そうだ。 足元にはシロバナノヘビイチゴの白い花があちこちで咲いていて可愛い。上流に向かうほどにガスが濃くなりとうとう雨まで降り出した… 風も強まる感じだ! カッパを着てしばらく歩き続けるとガスに包まれた建物が見えてきた。どうやら赤岳鉱泉に到着のようだ! やっと着いたか〜 先行していた学生グループが 既にテントの設営を始めているが他に登山者は見えなくひっそりしていた。天気が悪いので少ないのかな? とりあえずザックを置き休憩する。 小雨が降り風もある。 この先の硫黄岳あたりは強風で有名な場所、その麓でこれだけ吹いてるとなると稜線は凄いことに… ヤツガタケキスミレの群生があるので悩んだが初めてだし 無理はせず行者小屋に行きそこから地蔵尾根を登ることを決断! せっかくなので記念バッチを購入して多少の未練も残しつつ歩き出す。 暫く傾斜のある山道を登る。道々にはイワカガミやオサバグサ、ミツバオウレンなどが咲き乱れていてしばし足を止めて撮影する。やがて中山展望台の分岐に到着。そのまま下り坂となり、 どんどん下ってゆくと行者小屋に到着だ! 相変わらずガスガスで、ここから眼前にそびえる赤岳や阿弥陀岳がまったく見えない…(T_T) 小屋には沢山の登山者が 休憩していた。こちらの小屋の方が人気があるのか、それとも悪天候なので短縮ルートにしたのか?
登り出しは樹林帯を歩く。さほどキツクもないのでどんどん登る。するとmeaさんが何やら発見した模様! なんだなんだと近づくと、おお〜ウスバスミレやんけ〜! 薄々あるのではと期待していたが本当にあるとは! でかしたぞ我が弟子! 早速撮影〜! ちょっと薄暗いので撮影しづらいが念入りに撮影した。天候は悪いものの 初物スミレを2種も見られてちょっとご機嫌〜! さらにどんどん登ると樹林帯が終わり岩肌が出てくる! そこを急激に登ってゆく。かなり登っているとは 思うがガスガスで周りは見えず高度感0である。先行していた夫婦に追いついた。何やら撮影しているので近づいてみるとイワヒゲやツガザクラが咲いている! その近くには イワウメなど高山植物が! 初めて見るのばかりなのでしげしげと撮影するが風もあり揺れて思うように撮れなかった。
それにしても強風である! 硫黄岳を経由しないで正解だったかもしれないな。 個室棟は沢山の小部屋があり談話室もあった。各部屋はかなり小さい、我々の部屋は4人部屋のようだがどうみても 3人が限界に感じる。ザックを下ろし暫しくつろいだ。外は相変わらず強風が吹き荒れている。時間が早いのか個室棟にはまだ数人しか来てなかった。これから くるのかな? 風呂にでも入るか〜と再び受け付け棟へ。まずは受け付けをしながら天気や花の状況を聞く。天気が悪いので赤岳や横岳方面は今日のところは お勧めしませんとアドバイスを受けた。ま、山小屋としての順当な答えでしょうか。 受け付け後、風呂場に向かう。階段を降りトンネルをくぐり抜ける。個室棟もこの通路で行き来出来るようだ。良く作ったものだとちょっと感心。 風呂場に 入ると目の前に五右衛門風呂があった! これが噂の風呂か〜! 思ったより大きいな! 蓋を開けてさっそく入ると不思議な匂いが? 浮いている袋に匂いの 元があるようだ、後で聞くと薬草だそうである。嫌がるお客さんもいるそうだ。 風呂の底には小石が敷いてあり底板変わりのようだ。お世辞にも綺麗なお湯では ないが汗を流すだけだから仕方ないかな… meaさんも風呂から上がり受け付け奥にある食堂でしばしくつろぐ。相変わらず外は強風で到着した頃よりも強くなっている感じだ。そんな中をポツポツと 泊まり客がやってくる。そのほとんどが高年から初老の方なのが凄いと思った! みんなパワフルである!! 窓から見える砂礫地にコマクサが見える!ちょっと行ってみるかと小屋の南側、赤岳の方に回ってみた。緩い斜面に先程のコマクサがあった。まだ花は咲いて ないようだ。直ぐ近くにはキバナシャクナゲらしきものが咲いている。風も強いしサンダルなのですぐに引き返した。 さて戻ろうかと小屋の方に歩く、そのまま小屋には入らずに赤岳の方に向かう。小屋の直ぐ脇から赤岳の稜線が延びているはずだが視界は30m程度で先が見えない。 そんな稜線にはお花畑が広がっている。チョウノスケソウやオヤマノエンドウがそこら中に咲いていた! チョウノスケソウはヤツガタケキスミレの次に楽しみにしていたので こんな群落を見ると嬉しくなる。これで晴れていたら阿弥陀岳を背景にして撮影できたのに残念である。とはいえ花だけでも文字通り華になる光景で夢中で撮りまくった!
とりあえず記念写真をして早々にに下山した。先ほどのじいさんグループは無事に山頂小屋に入ったようだ。 来た道をどんどん下って行くが視界不良・・・突然目の前に天望荘が現れてピストン完了〜 時間は午後5時過ぎ、いろんな意味で良い散歩であったな(^-^) 20時ころまで部屋で過ごしそのまま就寝となった。結構暑くてなかなか寝付けなかったが消灯後にはいつの間にか寝てしまったようだ… が、22時ころに少し目を覚ました。外は静かでどうやら風はやんでいる感じだが、窓がときおりガタガタ揺れているのでやはりまだ吹いているようだ。 ガタガタという音が気になりつつもウトウトしてしまう。。。 ヒュゥゥゥゥ〜〜 ゴゴゴゴ・・・・ 風はいつまでも吹いている・・・・ ■7月2日(曇り時々雨、稜線は強風) 【天望荘・・・・横岳往復・・・地蔵尾根・・・行者小屋・・・中山展望台往復・・・南沢・・・美濃戸・・・・美濃戸口==茅野==新宿】 0時近くに再び目が覚める、すると凄い風が吹いているようで、ときおり小屋全体が微妙に揺れるのだ! おまけに雨が降っているようだ。しかし こんな強風の状態でよく建物が飛ばないな〜と関心してしまった。しかし恐怖心はあまりなかった眠いせいかもしれないが、目を瞑り再び寝入る・・・。 朝3時ころ、目が覚めると、うっすらと外が明るくなってきていた。が、風は相変わらず強く吹いているし雲もかかり展望はないようだ。あ〜駄目か〜 と布団に入った。 時々ウトウトして意識がなくなるが熟睡できないまま時間が過ぎて4時過ぎ。他の客も起きだしてザワつく。外もすっかり明るい。トイレに行き少し外に 出てみると風がビュゥビュウ吹いていて、昨日より強い感じになっていた。しかも展望無しも変わらず・・・う〜ん(>_<) やがて館内放送で朝食の用意が出来たと放送された。6時からの筈だが、少し早めなのかな? 恐らく早めに下山を促しているのかもしれない。食堂に 入り夕食と同じようにバイキング形式で好きな物を好きなだけ取ってゆく。席に座るとテレビがついている! ちょうどブラジル×フランス戦が中継されて いて全員で見入っていたが、なんとブラジルが負けているではないかっ!!! 優勝候補bPのブラジルが・・・残り時間もあまりない、このまま終わるのか? ロスタイムの怒濤の攻撃もかわされて遂に試合終了〜 なんと王者ブラジルが決勝に行けないなんて・・・ 聞けばイングランドもポルトガルに負けたという ではないかい! 恐るべしワールドカップである。 食事を終え早々と部屋に戻り出立準備をするが果てさてどう動くか悩んでしまう。強風は昨日より強い、このまま地蔵尾根を下山するのが一番だが、時間が 余りすぎる、とはいえ阿弥陀や硫黄岳は厳しいか? 迷うので小屋主さんに相談。「こんな時は短時間で樹林帯に入れる地蔵尾根がベストだよ」とアドバイス を頂いた。やはり地蔵尾根か・・・ 下山するのが寂しそうなmeaさんの為に少し冒険してから下山にしようと決めた。ルートは横岳往復で地蔵尾根下山して 行者小屋から南沢を下るである。 受付にマイカップを返して小屋主さんたちに挨拶をしてから強風の中を歩き出した。同じ方向に行く泊まり客も数人いるが赤岳の方に行く人もいるようだ。 ガスガスに包まれた尾根をどんどん歩く。あのヤツガタケキスミレも強風に耐えていた。健気だな〜 昨日折り返した場所からさらに先に向かう。
ガスでよく見えないが岩場の連続だ! クサリあり梯子ありで険しさが増す! ふと岩陰に入れば風がウソのように弱まるがそこを抜けると突風のように 風が強くなる。ガスが猛烈な勢いで行者小屋のある谷から吹き上げてきて佐久側に流されてゆく。そんな環境の中でもチョウノスケソウやチシマアマナなど 植物が咲き誇っているのが不思議である。いくつの岩のピークを越えたのだろう? どこまで進んでいるのだろう? 地図で確認してもよく判らない・・。 眼前に巨大な岩陰が見える。どうやら鉾岳のようだ、その西側を進むようだが、恐ろしく強風が吹き付けている! 大丈夫だろうか? と一瞬悩むが、風以外は それほど難しくない岩場だ、新調に進む、降り立ったら今度はよじ登る!! 出たところは三又峰か? 岩場をどんどん登り着くと、どうやらあれが横岳の 山頂のようだぞ! その岩を登りきるとやや広々とした尾根に到達した。少し先に進むとグンッっと落ち込んでいる。その向こうにさらに険しい岩が2つ突き出ている がガスでよく判らないが、とにかく険しそうだ! おそらくあの右下がカニの横ばいであろう。ここまでだね。引き返そう〜と決断する。いちおう横岳まで きたからこれはこれで目的達成である。 来た道を忠実に歩くが来たときより風が一段と強まっている気がする。途中、抜いてきた同宿の登山者とすれ違う。どんどんどんどん歩いて意外と早く 地蔵さんに到着した。少し休むかと思ったが止まると寒いというのでとにかく樹林帯まで降りることにした。
高度感がまったくないので高度による恐怖心もない、あるのは時折の突風気味の風だけ。一度歩いた道なのですんなりと樹林帯まで降りきってしまった。 ちょうどそのころ、青空が見え隠れして、大同心や小同心が見えてきた!! おおおおお〜!! 遂に姿を現した!! どんどんガスが晴れてゆく、尾根近くまで ガスが消えて南八ヶ岳の姿があらわになった! 正しくそそり立つ岩の山である。しかし、肝心の赤岳や阿弥陀岳は見えない・・・。下界は新緑のすそ野が 広がり行者小屋や遙か茅野の街並みまで見えていた。このまま晴れるのかな? もう少し下山を遅らせても良かったかもしれないとちょっと後悔するがこの手の 天気は読みにくいので仕方ない・・・ やっと垣間見えた南八ヶ岳の素顔にしばし見とれながらゆっくりと下山する。 樹林を抜けて行者小屋に着く頃には稜線が見えて天望荘もくっきりと見えていた。地蔵尾根ってあんなに垂直なの?? と下から見上げてびっくりであった(+_+) 赤岳も少し見えていて、一瞬だけその頂を見ることが出来たがその後はガスに隠れてしまった。阿弥陀岳も半分しか見えない、今回は登る 事が出来なかったが、次回は必ずや制覇してやる!!
樹林で山は見えないが、更に雲は厚くなり、本降りになってきていた。やはり早めに下山して正解のようだ。稜線はまだ風が強いままであろう、その上、この本降り では大変である・・・。 このまま楽々下山かと思われたが、白河原を過ぎたあたりから渓谷ルートとなり岩や大石を歩くような感じになってきた。おいおい、まるで奥多摩の渓谷コース のようではないか!! 沢が勢いよく流れ、小さな滝もある。ガクンガクンと下るので膝にきそうだ・・・。 同じくらいに出発した筈の学生グループはあっと いう間に見えなくなっていた。流石だな〜 あの荷物背負ってこの早さは若さだな・・・。 同じような道をどんどん下る。かなり膝がバテ気味になってきたが、休まないでどんどん下った。やがて緩やかになってくると、建物の姿が見えてきて美濃戸に 到着だ。いや〜 やっと終わったか・・・ もうほんとにヘトヘトである。下りも嫌だけど、この道は絶対に登には使いたくないと思った。 美濃戸山荘には先行の学生グループが食事をしていた、もう11時半か。。。飯でもする? との問いかけにまだいいという相棒・・・ オイラは腹が減ってる んだけど、仕方なく美濃戸口まで一気に下山することにした。 ここからは砂利砂利の林道歩きだ。下りなのでそんなに時間は掛からないだろうと、ガンガン歩く! すると雨足が強くなってきて、遠くで雷が鳴っている ようだ!! 山の雷は怖いからな〜近づいて欲しくないな〜 と思いつつ下る。二俣になっている道を来たときとは逆の道を選んで下った。とにかく今は早く 美濃戸口に着きたい気持ちが大きいので道々の花々にもあまり目がいかない。 大きな橋を渡り緩やかに登り切ったところで、ガラガラガラ〜〜と大きいのが一発真上で鳴りやがッタ!! ひえ〜〜とばかりに早足になる(>_<) ほどなく 歩くとやっと美濃戸口に到着である。ふぃぇ〜〜〜〜 着いた〜〜 山荘の中は先先行の学生達でいっぱいだった。ザックを下ろし中に入るとあのご主人がいて 帰りました〜と挨拶。覚えているのかそうでないのか判らないが笑顔でお帰り〜と声を頂いた。風呂に入りにきました。と1人500円を払って奧の風呂場に。 結構広い風呂で、ざぷ〜んと浸かる。フェェェ〜〜と変な声を出してしまつた(^^; 五右衛門風呂もありがたいけど、やっぱり綺麗なお湯でまったり浸かるのが 一番であるな。ふぇぇ〜 バスの時間も迫ってきたので、ワタワタと乗り込んだ。ほぼ満員のバスは午後13時16分定刻出発。茅野駅に向かった。その後、特急で帰京となる。 美濃戸口から遠ざかるバスの車窓からは青空と夏雲が見え、その向こうに雲を抱いた南八ヶ岳が見え隠れてしていた。初めての南八ヶ岳は終日展望のほとんど なく終わってしまい、名物の強風の洗礼をうける形になってしまった。それでも、憧れていた山であり、なにより沢山の高山植物の花々を見ることが出来たことが 嬉しかった、そして、ヤツガタケキスミレにも会え、決して大満足ではないが、実りある山旅となってくれた。 尾瀬にはない岩山の魅力を感じ、これからも 何度か通いたいと決心したのであります。 南八ヶ岳は、尾瀬に続くマイフィールドになりそうな予感です(^^)/ おしまい・・・ |