山歩きへろへろ日誌

2005年4月3日 続・早春の高尾山ハイク

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登 山 日2005年4月3日
ル ー ト 三鷹駅〜JR高尾駅/北口〜(小仏行きパス)〜摺差バス停下車(10:00)〜日影沢〜〜キャンプ場(11:00)〜
〜(いろはの森)(4号路)【昼食】(5号路)(3号路?)(1号路)〜〜高尾山・清滝駅へ下山(15:00)
登 山 者てばまる

石垣に咲くヒメスミレ。
 先週いったばかりの高尾山、1週間でどれくらい変わっているのか? ということで再び行ってみました。今回は某サイトの 方にヒメスミレの咲いているところを教えてもらったのでまずはそこに行ってみることになった。いつものJR高尾駅北口から小仏行き のバスに乗り摺差というところで降りる、とある民家の石垣にお目当てのヒメスミレが咲いていた。石垣の間の僅かな隙間から 可愛らしい赤紫色の花が風に揺れている。まわりを見てもこの石垣だけに生育しているようであった。植えたのかもしれないが 不思議だ。人目も気にせずひとしきり撮影。バスを待っても良いのだが、日影沢までたいした距離ではないので歩くことにした。 途中にもノジスミレやタチツボスミレが咲いているところもあったが一番めについたのはオオイヌノフグリの大群落だ。いたるところ に咲いているので綺麗である。
 15分ほどでいつもの日影沢に到着。しかし、1週間前とさほど変わらない様子ですこしがっかりだ。もうすこしスミレも出ている のではと期待したのだが・・・。ほどなくキャンプ場に到着。この先、同じ道を行っても先週と変わらないだろうな〜と思ってみつつも フラフラと少し歩いてみた。と、道脇に小さな花が咲いていた。トウゴクサバノオというキンポウゲ科の花だ、ほんとうに小さくて 可愛い。よく見れば葉はニリンソウに似ている。
オオイヌノフグリまだ咲いていたアオイスミレ小さい花のトウゴクサバノオ
 少し歩いてからキャンプ場に引き返した。時間も押しているので「いろはの森」コースを通って高尾山山頂に向かうことした。この ルートは初めてだ。何があるか興味津々だ! しばらくダラダラとした樹林の道だがいきなり急坂になる。道は整備されているので ガンガンと登れるが暑くて汗が噴き出す。花粉予防にとマスクをしていたが、息苦しいので外した。
ヒナスミレナガバノスミレサイシン
 暫く登ると斜面にナガバノスミレサイシンを発見! 更にヒナスミレも見つけた。おお〜登った甲斐があったな〜 まだ出てないと 思ってたのを見つけたのでご機嫌だ。更に登ると4号路と合流。まっすぐ行くと山頂だがそれではつまらないので4号路に入る。森林の 綺麗なコースだがまだ芽吹きは遅れているようだ。あちこちで鳥の囀りが聞こえて春らしい。
 人の声が近づいてくると山頂下を周遊している5号路に飛び出た。今度は5号路を反時計回りに進む。このコースにフイリヒナスミレ があるのだがまだ出ていなかった。途中のベンチで昼食を食べてから再び歩き出す。このまま回って帰るのももつたいないのでもみじ台の 巻き道を歩き尾根コースに出てみた。桜はまだまだつぼみだ。いったいいつになったら咲くのだろうか??
本来の色のコスミレ淡いピンク色のヒナスミレ 
葉の形が特徴的なエイザンスミレナガバノスミレサイシン
 再び5号路に入り進む。と、日当たりの良い場所にコスミレらしきスミレを発見! 先週みつけたのとはかなり色が濃いので違うスミレ かと思ったがあとで調べるとやはりコスミレであった。本来のコスミレは比較的色が濃いのだ。
 5号路をほぼ一周して1号路へのバイパスに入る。シュンランがやっと顔を見せて咲いているが遠くて撮影出来なかった。少し下った斜面をみると なんとヒナスミレとエイザンスミレが咲いているではないかい!! こんなところに咲いてるなんてまったく知らなかった! 他の場所 ではエイザンスミレはまだまだなのにここでは見頃になってる。日当たりが良いようだ。暫く撮影しているとおばちゃんがあっちにいっぱい 咲いてたよ〜と情報をくれたのでさっそく行ってみるとエイザンスミレの大株があって沢山咲いていた。まだつぼみのものもあってこれは全部 咲くとかなり綺麗だぞ〜と足場の悪いところだが頑張って撮影しててみた。周りにもエイザンスミレがあり、穴場的な場所だ。
 バイパス道は運搬用の道らしいが一般の人も通ることが出来るが途中から薬王院の境内脇の細い道を通ることになる。この道は初めてくる 道だったのだがなんだかよい場所を見つけた感じだ。細い脇道を出ると1号路に合流する。すると浄生門のところにパトカーが止まっていて あとから捜査官を乗せた車が2台やってきて捜査官がゴム手袋をして吊り橋の方へ向かっていった。どうやらなにか事故が事件があった ようだ。新聞を見たがなにも書いてなかったので何があったのか未だに解らない・・・。
 男坂を通ってグングンと下ると日影のところにナガバノスミレサイシンの群落があった。この種のスミレにしては葉がしっかり展開していた。
緑色が綺麗なヤマネコノメ
 やや急な坂道をグングンとひたすら下るとまたエイザンスミレがポツポツと咲いている。ほぉ〜こんなところにもあったのか〜と関心。 緩やかな坂になってきて、このあたりからタカオスミレやマルバスミレの大群落があるので目をこらして探しながら歩いたがまったく 咲いてなかった・・・ ただタカオスミレは芽が沢山出ていたのでもうすこしすれば咲き出すのではないかと思われた。来週あたりに再び 来てみようかな〜 
 人のざわめきがおおきくなると清滝駅に到着だ。広場ではバナナのたたき売りショーが催されていた。
 
 今回は、前回にくらべてスミレの種類が沢山見られたのが大きな収穫だ。が反面、まだまだ本番はこれからだなという感じでもあった。 ほんとに今年はかなり遅れているな〜
 
 
おしまい・・・。