登 山 日 | 2005年4月16日 |
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ル ー ト |
東京駅(6:40頃)==新潟駅−−(乗用車で移動)−−角田岬灯台P(10:00頃)〜(灯台コース)〜 〜(13:10頃)角田山山頂/観音堂(14:00頃)〜(桜尾根コース)〜(16:00頃)角田山灯台Pへ下山−− −−(乗用車で移動)−−新潟駅==東京駅(21:00頃) |
登 山 者 | てばまる、Meaさん、和風さんご夫妻 |
昨年からMeaさんや和風さんからお誘いがあった新潟の角田山に行くことになった。角田山は花の百名山の一つになって
いて、カタクリや雪割草が沢山咲くことで有名な山だ。標高はわずかに500mに足りないが越後平野から突然せり上がった
ような山で北側は日本海側に面し南は弥彦山に続いている。角田山の殆どが民有地というから凄いことである。
大きな尾根に差し掛かったとき、ユキワリソウが顔を見せた!!それは白い花で海風を避けるように海とは反対側の斜面に咲いていた。さらに カタクリが斜面に沢山咲いているのを発見!! アズマイチゲも咲いている。おお〜やっと花に逢えたな〜と早速撮影する。しかしこれは ほんの挨拶代わりに過ぎなかった。やがて尾根道は低い樹林帯に入る。するといきなりカタクリの大群落が広がった!! 尾根道沿いは もとより両側の斜面にも名一杯広がっているのだ!! こんなに咲いているとは予想外で思いっきりたまげた!! カタクリの隙間には 雪割草やアズマイチゲも咲いている。 そしてMeaさんがスミレを発見! それはナガハシスミレであった。タチツボスミレの変種だが花の後ろの距と呼ばれる部分が異様に長いのが特徴である。 日本海側に多い種で太平洋側ではほとんど見ることが出来ない。スミレ好きとしては夢中で細かく撮影する。更に、スミレサイシンも多数咲いている! これも日本海側にしかないスミレだ。太平洋側は葉の長いナガバノスミレサイシンである。 とにかく、このカタクリの群落は半端でなくてまさに斜面を埋め尽くす勢いだ。しかも急峻な斜面なのでよくもこれだけ繁殖した ものだと不思議になった。これは推測だが、絶えず海風が吹き上がっている場所なので種が上方に飛ばされるので群落が尾根方向に どんどん広がるのではないかと思った。さらに民有地だけど地主さんがしっかり山の手入れをしていたのでこれだけ繁殖出来たのだろうと 思った。 ただカタクリは、時期が少しずれていてシオシオのものが多く最盛期にくればもっと綺麗だったどうろな〜と容易に想像できた。次回 来ることがあれば最盛期に来たいな。あと、雪割草も少し遅いのであまり残っていないそうだ。でも、僕の目にはこれだけ所狭しと咲いて いれば十分なように思えるが最盛期はこんなもんじゃないんだろうな〜 雪割草の方も最盛期を見てみたいと思った。
頂上が近づいてくると高山植物であるショウジョウバカマが目立つようになる。尾瀬でよく見かける花なのでなんとなく愛着が沸く。 他にもカンアオイの仲間やキクバオウレン、スミレサイシンの花の色変わりのものまで見ることが出来た。 明るい尾根道はやがて木道となりそこをどんどん歩いてゆくとやがて小屋が見え広々とした草地が見えてくる。角田山山頂だ! 標高は約482m。山頂付近は木道が敷かれて整備されていた。トイレは富士山にも あるような微生物で処理するシステムで水は出ずぽっとんトイレに撹拌機能がついている感じだ。決して臭くはないがなんとなく用足し にくい構造だった(^^; ま、慣れれば問題ないけど・・・ 使用後は壁にあるボタンを押す。すると撹拌棒がゆっくり回転して微生物タンクを かき混ぜていた。なんとなく珍しかったので暫し眺めてしまった(^^; ゆっくり昼食してからいよいよ下山に入る。山頂付近には沢山のスミレの葉が見えていたが花はこれからのようでポツポツである。ほとんど 全てがオオタチツボスミレのようだった。自称三角点マニアという和風さんの奥さんに記念写真を撮ってもらい暫く来た道を戻る。途中から 別のルートに入った。ここは、非公認のルートで「桜尾根コース」というらしい。名前のとおり山桜が沢山あるコースだが、花も多いコース であった。 急な尾根をガンガンと下ると再びカタクリの大群落が広がっていた! 谷をも埋め尽くすその群落はもう圧巻の一言だ!! さらに ナガバノスミレサイシンの群落もあり驚きながら下っていると、雪割草があちこちに咲いているようになってきた。角田山でも雪割草が多い コースのようだ。白いのやピンク色、そして紫色の雪割草が見つかる。お世辞にも整備されてるコースではないので撮影はちょっと苦労が 多いが、その可憐な姿に魅了されて野バラに刺されても頑張って撮影した。ただ、デジカメではなかなか実際の色が出せなくて苦労する。 特に紫色の花は青っぽく出てしまうので一苦労する。 途中、白いカタクリを発見!! ちょっとぐったりした感じで色抜けなのか、本当に白いのかよく解らないのだが、白いカタクリと信じて 何枚か撮影した。が、やはりふんにゃりしていて形は良くないな・・・。 やがて地面に砂が多くなってくると海の匂いが漂ってくる。塩分が多いようなところだがそれでも雪割草が咲いているのでびっくりだ! 午後4時過ぎ車を停めた海岸に到着した。ふぅ〜 少々下りで膝が痛くなったがなんとか下りることが出来た。 それにしても、あのカタクリの群落は夢に出そうだな〜と思いながら歩いていたのだが、実際その夜は夢に見てしまった。急斜面を下ってる 夢であのカタクリが咲いているのだ! それくらい僕にはインパクトが強かったのだった。。。 このあと、新潟駅の近くの「吉与六(きっちょむ)」という鉄板焼きのお店で夕食をした。実はここは和風さんの息子さんの経営するお店である。どうもごちそうさまでしたm(._.)m おしまい・・・ |