共同井戸

こんな小さな島だが地下水は豊富にあり、昭和36年に簡易水道が施設され
るまではこの地下水が生活用水であった。この水道は相の谷に小さなダムを
作りそこから引いていたが渇水することが多々あり永久的なものではなかっ
た。後の昭和48年に対岸から海底ケーブルを引き待望の上水道が完成して
水の問題は解決した。が、現在でもちょっとした洗い物には使われており
今でも大切な生活用水といえるだろう。写真上は一番大きな共同井戸である。
共同井戸は全部で6つ、他に個人使用の井戸が4つある。また、島の西側に
ボーリングによって掘られた井戸があるが現在は使われておらず地下水が
滾々とわき出ている。下の写真は典型的な井戸でこの形のが一番多い。