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牟岐港と出羽島を結ぶ連絡船は「大生丸」(おいきまる)で現在の 船で8代目である。最初の就航は明治初年度だそうで当時は手押し つまり櫓を使って人力で進む船であったそうだ。 現在は鉄の船だが6代目までは木造船であった。時化た時でも運行 出来るようにと鉄造になったが安全を優先してすぐに欠航すること が多くなった。とはいえ島民にとっては無くてはならない生活の要 であることには変わりない。 連絡船が欠航する基準は運輸省で定められており、 「風速10m/s以上、10分間の平均波高1.0m以上」と決められて いるが、船長や地元漁師さんの長年の経験による「勘」で決めてい るようだ。 99年、この連絡船になんとツバメが巣を作るという珍事が起こった。 下の写真がそれであるが、移動する船に何故故に巣を作ったのか不明 だが新聞にも取り上げられ話題となった。親鳥はちゃんと船の後を 追ってくるそうだ。 |