大島って?



 大島は牟岐からおよそ8qの海上に浮かぶ島で正式名称は「牟岐大島」です。
出羽島・津島など周辺の島々の中で一番大きく存在感があります。その昔には人が
常駐したりしていましたが地下水がなく生活に不便なために対岸の古牟岐に移住して
しまったそうです。また、戦時中には頂上付近に高射砲台が据え付けられていた
そうです。

 大島では石を切り出すための作業場がありまして、大島内湾から見ることが出来ます。
その大島内湾は波穏やかで海底には沢山の珊瑚が生育していて近年始まったダイビング
のメッカとなっています。特に内湾中央付近の海底にあるフカアナハマサンゴの群体は
西日本位置の大きさと高さを誇り牟岐ダイビングの目玉となっています。

 波穏やかな内湾には小さいながらも綺麗な砂浜もあり海水浴に人気があります。近年
徳島や大阪あたりからクルーザーに乗って遊びにくる人達が増えてきました。ただ、
マナーも悪く海底にイカリを降ろすため珊瑚達が被害を受けています。そろそろなにか
対策が必要かと思います。

 気候は出羽島と同様に年間を通じて温暖で亜熱帯性気候です。山は標高200mと高
く深い樹林が生い茂っています。島には県の天然記念物「アオサギ」のコロニーがあり
ます。また、県指定の天然記念物「ニッポンタチバナ」は日本に自生する唯一のミカン
の木です。

 大島は昔から磯釣りのメッカとして多くのポイントがあり京阪神から多くの釣り客が
訪れていています。

 大島内湾にある奇岩には「姫神」にまつわる伝説があります。夏の日に行われる「姫神
祭り」は豪快な漁船の海上パレードが行われます。「姫神」については「姫神伝説」を
ご覧下さい。

 大島には昔からマムシが沢山住んでいます。マムシはハブに匹敵する毒蛇で非常に危険
です。浜の石の間や草むら、倒木の下などに潜んでいることがありますので上陸の際は十
分な注意が必要です。
 また近年イノシシが繁殖しており山を荒らしているそうです。特に人には危害は加えま
せんが注意は必要です。突進されたら大怪我です!


★大島への交通★

 ・大島へは牟岐港から渡船が出ているのでこれを利用するのが一般的です。料金は目的
  に応じて値段が違うので渡船業者に問い合わせて下さい。
  尚、当サイトのお勧めとして「後戸渡船店」をお勧めします。詳細は「大島・津島へ
  の渡船情報」をご覧下さい。