キバナノコマノツメ類 地上茎あり

ヤツガタケキスミレ (八ヶ岳黄菫)

撮影地:長野県南八ヶ岳(2006.7.1)
 強風とガスの多い南八ヶ岳の稜線に咲く黄色いスミレ。初めて見たときは感動でした!
生育地 八ヶ岳特産種。稜線沿いの砂礫地に多く自生しています。
開花時期 6月下旬〜7月中旬頃
草  丈 5〜10pくらい
花の状態 花色黄色。唇弁に赤紫の筋がある、またタカネスミレと比べると細長い。
花形直径2p前後。上弁や側弁は後方に反り返る。
側弁側弁には毛は無い。
距 極短い。
萼片緑色。赤紫のザラザラ感あり。
葉の状態 葉形円形で厚い。縁には鋸歯がある。
葉表緑色。微毛があります。光沢はない。
葉裏緑色。
托葉全縁、鋸歯がある。
備   考 ●隔離型のタカネスミレの仲間で八ヶ岳以外には生育していません。
 タカネスミレと違って葉に光沢がなく、また微毛があります。

花のアップ

砂礫地では黄色い色が目立ちます。側弁の毛はありません。
距の部分

かなり短くてあるのか無いのかわかりずらいです。
葉の部分

葉は円形で、厚ぼったい。微毛があります。光沢感はありません。(写真は雨中のためやや光って見えます。)
葉のアップ

微毛があるのが判ります。近似種のタカネスミレやクモマスミレには毛がありません。