ウスバスミレ類 地上茎なし

チシマウスバスミレ (千島薄葉菫)

撮影地:群馬県・尾瀬(2015.7.11) 小さなスミレで見つけにくいですが、見つけた時の喜びも大きいです。
生育地 北海道の東部、本州の中部以北の高山の湿原に限られる。主に高層湿原に生育しています。
開花時期 5月〜6月頃
草  丈 5〜8pくらい
花の状態 花色白色。唇弁には紫色の筋がある。ウスバスミレより花弁は細い。花柱の先が横に膨らむ。
花形直径1〜1.5p前後。
側弁側弁には毛は無い。
距 短い。白色。
萼片淡緑色
葉の状態 葉形薄く柔らかい。円心形で縁の鋸歯はウスバスミレのように重ならない。
葉表淡緑色。微毛がある。
葉裏淡緑色。微毛がある。
托葉
備   考  近似種のチシマウスバスミレとは別系列という見方とウスバスミレが母種という見方があるがまだはっきりしていない そうです。
■花柱の先はウスバスミレより横に膨らんでいます。
■葉には微毛があるのも特徴です。  

花のアップ

側弁は閉じ気味なので花柱が見えにくいです。側弁の毛はありません。
花柱の先が横に膨らんでいます。
距の部分

短めで白色。
葉の形

円心形で鋸歯の部分はウスバスミレのように重ならないのがポイント。微毛があります。
葉の状態

葉の出てきた頃は基部が巻いています。
果実

撮影:2015.9.12 群馬県・尾瀬。  褐色の斑点があります。毛は無い。

花いろいろ 【1】

撮影地:群馬県・尾瀬(2006.6.24)