ミヤマスミレ類 | 地上茎なし |
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スルガキクバスミレ | ||
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![]() 撮影地:東京都産地A (2014.5.6) 探し求めていたハーフを遂に発見! 思わずガッツポーズがでました!! | ||
交雑親種 | エイザンスミレ × フモトスミレ | |
生育地 |
タカオスミレとエイザンが混成する場所に突発的に発生エイザンスミレとフモトスミレが混生する場所に発生。 | |
開花時期 | 4月下旬〜5月中旬頃 | |
草 丈 | 5〜8pくらい | |
花の状態 | 花色 | 白色に近い淡紅紫色〜紅紫色とエイザンスミレの花色で変異があるが白っぽい色が多い。 |
花形 | 中型。フモトスミレに近い場合が多い。 | |
側弁 | 側弁には毛がある。 | |
距 | 丸みのある距で淡紫〜紫色。 | |
萼片 | 毛は無し。 | |
芳香 | なし | |
葉の状態 | 葉形 | 卵状披針型〜楕円状披針型。縁は中裂する。 |
葉表 | 暗緑色。短毛を密生するため白っぽく見えることがある。 | |
葉裏 | 紫色を帯びる。ほとんど無毛。 | |
托葉 | 長三角形状、縁に疎らに鋸歯あり。 | |
備 考 |
2014年、探し求めていた雑種に遂にご対面、花は1輪でしたがとても嬉しい瞬間でした。 この個体の周辺には沢山の株があり将来も有望です。 付近のフモトスミレは葉の表面が白っぽくもしかしたら斑の可能性もあるのですが明瞭でもないのでスルガキクバスミレとするのが妥当と同定しました。 ■根や根茎で増えることが判っています。このためしばし小群生を作ることがあります。 |
花の部分 |
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![]() フモトスミレを大きくしたような花の形。側弁には毛が多い。 |
距の部分 |
![]() 距は淡い紫色。花柄や萼片にふつう毛は無い。 |
葉表裏の状態 |
![]() 葉表面がやや白っぽく見えるのは微毛があるため。裏面は紫色を帯びる。 |
葉表面の毛 |
![]() 葉表面を拡大すると細かい毛が沢山あることがわかります。縁や脈にもあります。 |
托葉の状態 |
![]() 長三角形状で疎らに鋸歯がある。 |
花いろいろ |
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![]() 東京都産地A 2015年5月2日撮影。 トップ写真と同じ所ですが、この年は花期が早く残っていたのは1つだけでした。昨年の物より花がいびつです。 |
花いろいろ |
![]() 東京都産地A 2016年4月30日撮影。 トップ写真同じ所ですが、今年は2つ花が咲きましたが、ここのはこういう細い感じの花のようです。 |
花いろいろ |
![]() 東京都産地B−1 2015年4月29日撮影。 新たなポイントの個体ですが大株で花も美しく惚れ惚れしてしまいます。 かなり昔からここに生育していたそうです。 |
花いろいろ |
![]() 東京都産地B−2 2015年4月29日撮影。 産地B-1の近くにももう一株ありまして、ここのは小株ながら多花でした。残念なことにほとんど花弁がちぎれたようになってました、来年に期待です。 |