ミヤマスミレ類 地上茎なし

ノジスミレ (野路菫)

撮影地:東京都八王子市・裏高尾(2014.3.29)
 花は何となくだらしない感じですね。この個体は道ばたに咲いていました。
生育地 本州(秋田県以南)、四国、九州(屋久島以北)。低地の日当たりの良い草原や田畑の周辺など人里近いところに多く山地ではほとんどみかけない。
開花時期 3月〜5月上旬頃
草  丈 4〜8pくらい
花の状態 花色青みが強い濃紫色〜紫色。
花形直径1.5p前後。花弁の縁が波打つものもある。
側弁側弁の基部には毛が無い。(毛があるものはオトコノジスミレと呼ぶ。)
距 やや細長く毛がある。花弁と同じ濃紫色。
萼片黄緑色。毛がある。
葉の状態 葉形花期は、細長いへら形〜長披針形。
花後は幅が広くなり長三角形〜卵形。葉柄には翼はない。葉の縁が波打つものもが多い。
葉表緑色。微毛がある。
葉裏緑色または紫を帯びるものもある。微毛がある。
托葉
備   考 ■スミレに似ていますが、少し小型で、花色も青みがかってます。また全体に毛があります。
■やや香りもあります。
■ノジスミレの側弁は普通無毛ですが、有毛のものがあり、毛のあるものをオトコノジスミレと呼びます。

花のアップ

普通は側弁に毛がありませんが、毛があるものをオトコノジスミレと呼んでます。
距の部分

花茎にも微毛があります。距はやや長く紫色をしています。
葉の形態

左が表、右が裏ですがどちらにも微毛が多いです。この個体は葉裏が紫色を帯びていましたが淡緑が多いです。
葉裏の緑タイプ

やや紫色がありますが淡緑色のタイプです。
托葉

托葉に微毛は無し。
 
花のいろいろ

【撮影:2013年4月6日 東京都八王子市裏高尾】 花色の薄いタイプです。