ニョイスミレ類 地上茎あり

ミヤマツボスミレ (深山坪菫)

撮影地:長野県・霧ヶ峰 (2010.6.12)
 この個体には典型的な淡紫色の花と白色の花が混在していました。
生育地 本州の中部以北。林縁の草地から沼や湿原のまわりに生育している。あまり低地には生育せず高山タイプです。
開花時期 6月〜8月頃
草  丈 5〜25pくらい
花の状態 花色淡紫色〜白色。 下弁には赤紫色の脈が密に出る。
花形直径1p前後。やや扁平気味に花弁が開く。
側弁側弁の基部には細かい毛がある。
距 白色〜淡緑色で、短くぽってりしている。
萼片緑色。先端は尖る。毛はない。
葉の状態 葉形円形。
葉表緑色。微毛がある。
葉裏緑色。希に紫色を帯びるものもある。
托葉全縁、またはまばらに鋸歯がある。
備   考  図鑑などにはニョイスミレの高山型と書かれている。
 葉が丸く表面には微毛がある。
 葉の基部は重なることが多い。
 標準の花は淡紫色だが、白色も見られ、ニョイスミレと紛らわしいタイプもある。
 また、紫色が濃いものをムラサキコマノツメとする記述もあるもののよく分からないというのが私的な意見です(^-^;)
 

花のアップ

淡紫色で側弁には毛があります。 距は白くて丸短い。
葉の部分

葉は円形で基部は重なることが多いです。 表面には極細かい毛が疎らにあります。 裏面は僅かに紫を帯びる。
托葉と白花

標準は淡紫色ですが白タイプもあるようです。  托葉は全縁。