キスミレ類 地上茎あり

ミヤマキスミレ (深山黄菫)

撮影地:群馬県片品村・尾瀬(2013.6.2)
  見た目にはオオバキスミレと変わりません。
生育地 北海道、本州の日本海側。
日本海側の多雪地方に多いスミレで、西日本の方では高山でないと見られないが、東北地方では里山でも見ることが出来る。
分布的にはオオバキスミレと同じで混生していることも多い。
開花時期 4月中旬〜7月上旬頃
草  丈 5〜20pくらい 環境によってかなり差がある。
花の状態 花色黄色。花弁には紫色の筋が見られる。
花形直径1.5p前後。
側弁側弁には短い毛がある。
距 かなり短くて目立たない
萼片黄緑。毛はない。
葉の状態 葉形混生葉と上部の葉はほぼ輪生に付くのが特徴。根生葉は心形。茎葉は心形〜三角状心形で先が尖る。上部の葉ほど細長くなる。長さ2〜8p。
葉表緑色。はっきりとした脈が見られる。
葉裏緑色。
托葉三角形で全縁
備   考  全体の特徴は母種であるオオバキスミレと同じですが、根生葉と上部の茎葉がほぼ輪生に付くのが最大の特徴です。
 
 撮影した尾瀬ではオオバキスミレと混生していることも多く雑種と思われる微妙なものもあり同定に苦慮することがありますが 離れたところにミヤマキスミレだけの群生もありその場合は輪生状態は明瞭でした。

全体

見た目にはオオバキスミレと遜色ないです。 
花の拡大

側弁には毛があります。
葉と茎の状態

根生葉と茎葉がほぼ輪生に付いています。