タチツボスミレ類 地上茎あり

ミドリタチツボスミレ (緑立坪菫)

撮影地:東京都奥多摩(2011.5.5)
  初めて発見したときは、「何じゃこりゃ!?」と驚きでした。
生育地 タチツボスミレの生育地と同じ。
開花時期 2月〜5月頃
草  丈 5〜15pくらい
花の状態 花色濁った緑色から、白っぽい緑、淡紫色が混じるものなど差があるようです。
花形直径1.5〜2p前後。花びらは基本的に上向き。
側弁側弁には毛は無い。
距 無し? 
萼片毛は無い。
葉の状態 葉形心型。葉や茎に僅かに微毛が認められるものもある。
葉表緑色。
葉裏緑色。
托葉櫛形で切れ目が深い。
備   考  ミドリタチツボスミレは、先祖返りとも言われていまして、花は歪で基本的に上向きになるようです。名前の通り緑色になるものが多いですが、奥多摩で見つけたものは淡い紫色を帯びていました。また近くには同じ個体がいくつか見つかり しっかりしたタチツボスミレの花色をしているものもありました。
 見つかる物は距が無い物がほとんどで、葉が変化した物とかいろいろ説があるりますがはっきりとしたことは判明していません。 一過性のものもありますが、永続的に存在して増えることもいります。
 
 とにもかくにも不思議な個体です。

花の状態 【真上から】

花びらはしっかり5枚あります。 花柱も見えます。
花の状態【横から】

上を向いているのがミドリタチツボスミレの基本のようです? 距は確認できません。

花いろいろ

撮影地:東京都奥多摩(2011.5.5)  こちらは上の個体のすぐ近くにあったものです。綺麗に紫色がのった花でした。また花柄に僅かに微毛があります。

花いろいろ

撮影地:東京都高尾山系(2013.5.3)  花色以外は基本的なパーツはありますがやはり距が変です。