スミレサイシン類	地上茎なし

クロバナアケボノスミレ （黒花曙菫）
撮影地：山梨県河口湖町(2009.4.18) 　　花の色が暗紫紅色をしているのが大きな特徴です。
生育地	北海道南部、本州、四国、九州の太平洋よりの内陸部が中心。但し西日本では少ない。 明るく乾き気味の雑木林の下に生育する。
開花時期	４月中旬〜５月中旬頃
草　　丈	５〜１０�pくらい
花の状態	花色	暗紫紅色〜黒紫色。
	花形	直径２〜2.5�p前後と大柄。花弁は肉厚。
	側弁	側弁には毛があるが少ない。またまったく無いものもある。
	距	ぽってりと太い。
	萼片	毛は無い。
葉の状態	葉形	心型で先は尖る。花期はあまり伸びず展開していないことが多い。長さ３〜４�p。花後は一気に大きくなる。
	葉表	やや濃い緑色。
	葉裏	やや濃い紫色を帯びた緑色。伸びてきた頃は細かい毛がある。
	托葉	−
備　　　考	基本的にアケボノスミレと同じですが、基本種が淡いピンク色に対してこちらはより濃く暗い感じの色合いが特徴です。葉も濃い色になる傾向があるようです。

花と距の部分
色の濃さが一番の特徴です。
葉の部分
葉もやや濃い色合いをしていて葉裏の紫もより強く出る傾向です。

花色の変化
撮影地：山梨県東部(2009.4.18) 　　花が痛んでますがそれなりに大株になるようです。

花色の変化
撮影地：長野県上諏訪　(2012.5.12) 　　こちらはかなり濃いタイプです。距や萼片まで黒っぽいですね。