キスミレ類 地上茎あり

ケエゾキスミレ (毛蝦夷黄菫)

撮影地:北海道夕張岳(2009.7)
  夕張岳山系に多いオオバキスミレの一種です。
生育地 北海道の大雪山、日高山脈、夕張岳などの湿り気の多い草地や林縁。
超塩基性岩に特産する。
開花時期 6月〜7月頃
草  丈 10〜20pくらい
花の状態 花色黄色。唇弁には紫色の筋が見られる。 花弁の裏は紫色を帯びない。
花形直径1.5p前後。
側弁側弁には短い毛がある。
距 かなり短い
萼片黄緑。毛はない。
葉の状態 葉形混生葉は心型、茎葉は心形〜三角状心形で先が尖る。葉の縁や葉裏の葉脈には毛が多いのが特徴。
葉表緑色。はっきりとした脈が見られる。
葉裏緑色。
托葉三角形で全縁
備   考 ■オオバキスミレに似ているが葉の縁や葉裏の葉脈に毛が多くある。
■葉がほぼ輪生につけるものが典型的。 但し希にそうでないものもある。
●毛のない品種もあり、日高山脈南部に多く「トカチキスミレ」と呼ぶ。
●葉の縁の切れ込みが不規則に深裂しているものを「フギレキスミレ」と呼ぶ。

花の部分

側弁には短い毛があります。 
葉の部分

葉の縁と葉裏の葉脈に毛が多くあるのが特徴的です。

朔 果

まだ未熟ですがケエゾキスミレの朔果です。