ミヤマスミレ類 地上茎なし

ヒメミヤマスミレ (姫深山菫)

撮影地:群馬県伊香保町・榛名山(2005.5)
 こんなところにあるのか?というような場所で発見!! フモトスミレと違って群落を形成するようです。
生育地 本州(関東以西)、四国、九州。照葉樹林帯〜亜高山帯まで見られることがある。あまり日が差さない林縁に生育することが多い。
開花時期 3月下旬〜5月頃
草  丈 3〜6pくらい
花の状態 花色白色。花弁には紫色の筋が目立つ。
花形直径1p前後。花弁はフモトスミレより細いものが多いが安定してない。
側弁側弁の基部には毛が密生する。
距 短い。毛はない。
萼片
葉の状態 葉形葉は長さ1〜3p。三角形に近い心形から披針形。縁の鋸歯は粗い。
葉表緑色。無毛や有毛のものがある。
葉裏普通は淡緑色だが、紫色を帯びる物もある。
托葉
備   考  ヒメミヤマスミレはフモトスミレの亜種ですが、まだまだ不確定要素が多く、フモトスミレとの中間種も存在しているので 同定が難しいスミレですが、見つけた個体は花の形と葉の形などからヒメミヤマスミレとしました。今後フモトスミレに 修正される可能性もあります。
 
■斑が入ったフイリヒメミヤマスミレも存在します。

花のアップ

側弁には毛が密生しています。フモトスミレより花弁が細い傾向です。
距の部分

短めです。毛はありません。
葉の形

左が表、右が裏です。裏は普通、淡緑色ですが、紫色の強い物もあるようです。
 (ピンぼけでスイマセン。)
全体の感じ

薄暗い場所だったのでピントが思うように合いませんでしたが、これが全体の姿です。