ミヤマスミレ類 地上茎なし

フイリオクタマスミレ (斑入奥多摩菫)

撮影地:東京都奥多摩(2008.4.19)
 昨年発見と今年も観察しましたが花は確認出来ませんでした。
交雑親種 エイザンスミレ × フイリヒナスミレ
生育地 エイザンスミレとフイリヒナスミレが混雑する場所に突発的に発生するが個体数は希少。
開花時期 4月中旬〜5月上旬頃
草  丈 5〜12pくらい
花の状態 花色淡紅紫色。
花形直径1〜1.5pくらい。
側弁側弁には毛があるはず。
距 −−
萼片−−
葉の状態 葉形菊葉状に深裂するが個体差がある。
葉表緑色で斑がはいる。
葉裏この個体は紫色を帯びてなかったです。細かい毛がある。
托葉−−
備   考  エイザンスミレとフイリヒナスミレが混雑する場所で見つかりますが花が咲かないことが多く大変希少な種です。
★2007年に発見したこの個体は2009年には消滅していました。とても残念です。
★2008年に発見した個体も2009年には衰弱していました。
 
 奥多摩の観察ポイントでは2007年に発見しましたがこのときは花の時期ではなく葉っぱだけでした。翌年に確認行きましたが株自体が衰弱化して花は 無かったです。ただし、その近くで新たな個体を発見しました。こちらは大きくなる可能性がありますので今後も観察を続けたいです。

葉の状態

【写真は裏面です】 エイザンスミレの深裂する特徴とフイリヒナスミレの斑が入るのが特徴です。
葉裏は紫色ではなく白っぽい緑色でしたがこれは成長しきった葉のためだと思われます(ヒナスミレも同様になります)。
閉鎖花

発見時は6月で花は無かったのですが、閉鎖花を確認しました。その年に咲いた花柄は確認出来ませんでした。
新たな株1

2008年にすぐ近くで新しい株を発見しました。こちらの方が今後成長する可能性があります。
新たな株2

2008年に発見した個体ですがこちらも貧弱な状態になっていました。花は厳しいかもしれません。(撮影:2009.4.19)