ミヤマスミレ類 地上茎なし

フイリフモトスミレ (斑入麓菫)

撮影地:群馬県(2007.4.21)
 葉に美しい斑が入ったフモトスミレです。
生育地 本州、四国、九州。照葉樹林帯〜2000m位の高原でも見られる。比較的陽が入る林縁や二次林、アカマツ林下などに生育することが多い。
開花時期 3月下旬〜5月頃中旬頃
草  丈 3〜6pくらい
花の状態 花色白色〜淡紫色で比較的変化が多い。花弁には細かい紫色の筋がある。花弁の裏が紫色になる個体もある。
花形直径1p前後。上弁は反り返ることが多い。唇弁は小さめ。
側弁側弁の基部には毛が密生する。
距 短い。毛はない。赤紫色を帯びる
萼片
葉の状態 葉形葉は長さ1〜3p。卵形が普通だが先が尖るものもあり変化がある。基部は心形。
葉表暗緑色〜濃緑色。葉脈に沿って白い斑が入ります。
普通光沢は無いがあるものもある。葉の表面の基部にまばらに毛があるが、無い個体もある。
葉裏紫色を帯びる。
托葉
備   考 ■葉に白い斑が入ったフモトスミレです。斑の入り方には個体差があります。
 斑の無い個体と同じところにポツポツと生えることもあれば、フイリだけで群落を作ることも多いようです。

花いろいろ

斑の入り方には個体によって違いがあります。
花いろいろ

東京都奥多摩 2011.5.5 花弁裏の赤紫がやや濃い個体。 花柄が長いのは光条件の違いの影響でしょう。
花いろいろ

東京都奥多摩 2013.4.29