−−類 地上茎なし

フギレナガバノスミレサイシン

撮影地:東京都産地A (2016.4.12)
 数年前に発見してやっと1輪だけ咲きました。初めて見る花に感激でした。
交雑親種 エイザンスミレ × ナガバノスミレサイシン
生育地 ナガバノスミレサイシンとエイザンが近距離に混成する場所に突発的に発生する。
開花時期 4月上旬〜中旬頃
草  丈 6〜10pくらい大柄。
花の状態 花色極淡紫色〜淡紫色。唇弁は白地が強い。花弁は殆ど波打たない。花柄に微毛がある。
花形大きい。1.5〜2p
側弁側弁は毛がある
距 ぽってり太い。毛は無い。
萼片付属体は切れ込みアリ。
芳香なし
葉の状態 葉形披針型でナガバノスミレサイシンに近い。不規則な浅裂〜中裂。毛は無い。
葉表やや濃い緑色。毛は無い。
葉裏花期の頃は淡く紫色を帯びるが次第に薄れる傾向。葉脈に沿って微毛がある。
托葉長い三角形。まばらに鋸歯あり。
備   考  個人的にはこの個体は2015年に確認しましたが、もっと以前からこの場所にあり、まったく花を付けなかったが2016年遂に開花! 1輪だけですが、淡い紫色の 綺麗な花で、感激しながら撮影しました。
 この個体の他に数年前や数十年まえから存在する個体もあるが、開花せず。なかなか開放花をつけない雑種です。
 
 

花の拡大

花弁はほとんど波打たない。側弁には毛がある。唇弁は白地が強い。
距の状態

距はぽってりとナガバノスミレサイシンに近い。 萼片や付属体に毛は無い。花柄には微毛がある。
葉表の状態

やや艶がある濃い緑色。切れ込みは不規則。
葉裏の状態

新芽の頃は紫色の帯方はやや濃いが次第に薄れてゆく。葉脈には白い毛がある。
托葉

長三角形、まばらの鋸歯。
夏葉の状態

花期とそれほど変わらない感じです。

東京都産地Bの個体

撮影:2014.4.12 一番最初に見つけた個体です。こちらは数個体が集まった株です。
葉裏の状態

撮影:2104.12 花期の頃の葉裏は紫色を帯びます。
夏葉の葉裏

撮影:2013.6.23 夏葉の葉裏は黄緑色になる。微毛も多い。
閉鎖花

撮影:2013.6.23 閉鎖花です。膨らみは無いので不稔です。

東京都産地Cの個体

撮影:2014.4.5 ここのは数十年前からあるそうですが、まったく花が出ません・・・。衰弱傾向です。

東京都産地Dの個体

撮影:2016.4.24 新たに見つけた個体です。