ミヤマスミレ類 地上茎なし

フギレアカネスミレ

撮影地:東京都 (2014.4.26)
 初めて見たハーフですが、見つけた時はすっかり花や葉がぐったりした状態でした。 来年は新鮮な状態を撮影したいです。
交雑親種 エイザンスミレ × アカネスミレ
生育地 アカネスミレとエイザンが混成する場所に突発的に発生するが交雑しにくい種間でなかなか出会えない。
開花時期 4月下旬〜5月中旬頃
草  丈 5〜10pくらい
花の状態 花色濃紅紫色。各弁に紫条が入り基部に行くほど白地になる。花柄に微毛がある。
花形中型。
側弁側弁には毛がある。
距 アカネスミレ状に細長い。淡紅紫〜紅紫色。毛がある。
萼片毛がある。
芳香なし
葉の状態 葉形卵状披針型。縁は浅裂〜中裂する。葉柄にも微毛が多い。
葉表緑色。短毛を密生する。
葉裏淡緑色。短毛が密生する。脈上はやや長い傾向。
托葉長い三角形。
備   考  とある情報を元に探したら見つけましたが、花はまだ新鮮な感じに見えますが全ての花で少しづつ花びらが囓られたようになり全体的に ぐったりした状態でした。
 
 はじめて見るフギレアカネスミレです。花柄、葉柄に微毛があるだけでなく花の萼片や距にまで毛がありアカネスミレの形態が 反映されています。
 エイザンの特徴としてはやはり葉が切れ込む、花がアカネスミレより大きいのが目に付きます。
 

花の部分

花はアカネスミレ状で側弁には短毛を密生。花弁の基部に行くほど白地になる。
距の部分

距や萼片にも毛があります。
葉表の状態

微毛が密生。
葉裏の毛

裏も微毛が密生します。葉脈の毛はやや長い。
托葉の状態

長三角形状。縁には疎らに鋸歯が見受けられる。