ミヤマスミレ類 地上茎なし

エイザンスミレ×トウカイスミレ(暫定) 

撮影地:静岡県(2012.4.29)
 葉っぱはオクタマスミレに似ていますが、全体的に均整が整った感じでオクタマではなさそうと感じました。なにより小さい!
交雑親種 エイザンスミレ × トウカイスミレ
生育地 エイザンスミレとトウカイスミレが同時に咲くような環境下で希に出現する。
開花時期 4月上中旬〜4月下旬頃
草  丈 4〜5pくらい
花の状態 花色【予想】極淡い紫〜白色。トウカイスミレが青紫がかった淡い色なのでエイザン系の花色が優勢になるかも?
花形【予想】直径1〜1.5p前後。トウカイスミレが小さいのでそれほど大きくはなりにくい。
側弁【予想】少し毛があるか?
距 【予想】短い。
萼片
葉の状態 葉形三角状長卵型、葉先は尖る。葉の縁から浅〜中裂するが乱れは少なく葉形として整って見える。基部は心径にならない。両面とも無毛。
葉表緑色。無毛。
葉裏淡い緑色。無毛。
托葉短い
備   考 ●2012年4月 発見!
 当初見たときはオクタマスミレかと思いましたが、すぐ横にトウカイスミレがあり少し離れてエイザンスミレがあり、ヒナスミレは見当たらなかった。 すぐ近くにフイリフモトスミレはあったが本個体には斑はないので除外。消去法的にトウカイスミレとエイザンスミレではないかと疑った。
 もっと広範囲をも見渡せばヒナスミレもあるが、葉裏が緑色をしていることからヒナスミレもほぼ除外しても良いと判断。
 なお、当該エリアではトウカイスミレとエイザンスミレは同時期に咲いています。
 
 当該する雑種はまったく報告されてなく、新雑種の可能性がありです。花が咲いてなかったので「暫定」としました。
 
●2013年4月20日に再度訪問しましたが、花は無く全体的に株は縮小? しかしよく見ると爪で切られたような柄が2つありもしかしたらほかに見つけた人が花か葉を摘み取ったか、 何かの要因でちぎれてしまった可能性があります。
 

葉裏の状態

撮影:2012.4.29  葉裏は緑色です。

その後の状態【1】

撮影:2013.4.20  全体的に縮小か? しかし葉か花をちぎったような痕跡がありました。
その後の状態【2】

撮影:2014.4.27  元あった株は消滅?盗掘? しかし少し離れたところに新たな株が2つ確認しました。来年咲かせてくれるまで育つことを祈りしたいです。