ミヤマスミレ類 地上茎なし

アリアケスミレ (有明菫)

撮影地:東京都八王子市・裏高尾(2006.4)  畑の石垣の隙間からひょっこり伸びて咲いていました。
生育地 本州、四国、九州。温暖な平地の耕作地帯や河川敷の日当たりの良い湿気のある場所に生育。また、公園や市街地でも見られ繁殖は旺盛。
開花時期 4月上旬〜5月頃
草  丈 5〜15pくらい
花の状態 花色白色のものから淡紫色。紫色の筋が目立つ物まで変化が多い。
花形直径2p前後。
側弁側弁の基部の毛は多い。また上弁にも毛があるものもある。
距 太めで短い。ぽってりしている。毛はない。
萼片淡緑色
葉の状態 葉形やや厚みで光沢がある。花期はへら形で葉身が長く4〜7p。花後は基部が広がり三角状披針形になる。葉の付け根には僅かに翼が認められるがそれほど顕著ではない。
葉表淡緑色。
葉裏白く粉を吹いた感じの淡緑色。
托葉
備   考 ■葉はスミレほど直立せず、水平方向に広がり、葉数は多い。
■九州南部では変種の 「リュウキュウシロスミレ」 が多くなる。
■白花のスミレとの違いは葉柄の翼の幅、上弁の毛があるかどうかで見分けられる。

花のアップ

側弁には沢山の毛があります。
距の部分

太くて短めでぽってりしています。
葉の形

光の関係で白っぽく見えますがもう少し光沢があります。

花の色いろいろ

庭先の鉢植えに咲いていた色の濃いタイプの個体です。